同期とは

物体の移動は、どうしても安定しません。

なので、一定間隔で画像を取得しても映像が伸びたり縮んだりします。

そこで、ラインセンサーは物体の移動速度とカメラのスキャンスピードを同期させて、画像の伸び縮みをさせない使い方が主流です。

その場合は、物体を動かす機器からスピードに依存した周期信号を取り出し、カメラシステムに入れて使用する。

一般的には同期信号発生機器はエンコーダなどを用いる。

使用するときのハードの構成は、大きく分けて、ボードなしとボードありで接続構成が異なります。 (ボード:各インターフェース専用ボード。パソコンに組み込んで使用する)

ボードあり

  • カメラリンク、CoaXなど。
  • インターフェースに特化したボードを使用する分、スピードや伝達情報量が多い。

ボードなし

  • GigEなど。
  • ボードが不要なので、システムを安く組むことができる。
  • ハード要素が少ない分、ソフト開発者に受けがいい。